Q.
ねじの種類はどのようなものがありますか。
A.
ボルト、ナット用では、メートル(M)ネジ、ユニファイ(U)ネジ、ウィット(W)ネジなどが一般的です。パイプ用では、管用テーパネジ、管用平行ネジがあります。その他台形ネジやロープネジなどがあります。
Q.
細目ねじの利点は何ですか。
A.
並目ねじと比べて、同一距離のネジ山の数が多いので、緩みにくく、軸方向の強度が強くなります。 極細目ねじは、水漏れやガス漏れ防止の効果もあります。
Q.
スタッドボルトとは何ですか。
A.
ボルト頭がない、軸部のみのボルトで、その一部または全部にネジ山があります。頭付きのボルトに較べて、長尺物の加工がし易い、締め幅を調整し易い、高温膨張時の増し締めがし易い、軸方向の引張りに強いなどの利点があります。
Q.
強度があって錆びないボルトはありますか。
A.
弊社のハイステンボルトはいかがでしょうか。ステンレスで800N/mm2以上の強度があります。詳しくはこちら
Q.
ねじは、どのようにして作られますか。
A.
軸部表面を削って作る切削加工と軸部表面に強い力を与えて塑性させる転造加工があります。転造加工の方が切削よりも強いねじ山ができます。詳しくはこちら
Q.
座付きナットのメリットは何ですか。
A.
座により六角の角が被締付け物(フランジなど)の面と接触しないので、締付け時、座金を使用しなくても相手の面を傷つけず、締付けトルクも安定します。2種ナット(両面取り)も同様の役割を果たします。
Q.
焼き付きにくいボルトはありますか。
A.
焼付き防止として様々な対策が取られていますが、弊社ではサンコート、サンアルテックαといった表面処理をお奨めしています。詳しくはこちら
Q.
海外の製品は扱っていますか。
A.
マレーシアに工場がありますので、海外向けの案件はマレーシア工場の製品を現地に送っています。国内向けでは基本的にマレーシア工場の製品は販売しておりませんが、ご希望がございましたらマレーシアから輸入することも可能です。
Q.
規格外のボルトも製作できますか。 
また、最少ロットは何本からですか。
A.
図面の有無にかかわらず規格外のボルトも製作致します。製作方法によって最少ロットも変わりますので、1本からでも、数量にあった方法で製作致します。
Q.
表面処理には、どんなものが有りますか。
A.
亜鉛メッキが一般的ですが、その他にもニッケル、クローム、カドミウム、アルミ、フッ素樹脂など用途、予算に合わせて様々な表面処理を行っております。詳しくはこちら
Q.
フィンチューブとは、何ですか。
A.
伝熱性能を高めるため、表面にフィンをつけて表面積を増やしたパイプです。弊社では転造技術を活かした「スィンチューブ」を製造しています。詳しくはこちら
Q.
ボルト・ナットの機械的性質試験には、どんなものがありますか。
A.
硬度試験、引張試験、保証荷重試験、衝撃試験などがあります。弊社ではJIS(日本工業規格)及びASTM( America Society for Testing and Materials/アメリカ材料試験協会)に基づいた試験機で試験を行っており、試験成績書を発行しています。
Q.
腐食対策には、どんなものが有りますか。
A.
(@防錆油を塗布A表面処理を行うBステンレスやチタン等その環境に強い素材を使用)など、腐食環境により、様々な対策が講じられています。弊社商品では、塩害や薬品対策にはサンコート、高温酸化、粒界腐食にはサンアルテックα、電気腐食には絶縁ボルトがあります。詳しくはこちら
Q.
PMI(PAMI)検査とは、何ですか。
A.
PMIとは、「Positive Material Identification」の頭文字をとったもので、金属部品や溶接部に指定通りの材料が使用されているかどうかを確認する為に、その成分を分析する検査です。弊社でも材料受け入れ時や製品出荷前にこの検査をしています。PAMIとは、この内合金(Alloy)成分に特化したもので、「Positive Alloy Material Identification」の略です。
Q.
温度によって使用されるボルトが違うのですか。
A.
低温用と高温用では、材料や要求される試験が異なってきます。こちらに日本石油学会が推奨する温度別ボルトナット材料表がございます。ご参考まで