近年、構造物、装置、機器などに使用される金属部品は、産業の高度化と環境意識の高まりに伴い、より高い強度、耐食性、耐熱性が求められるようになって参りました。ねじなどの締結部品におきましても例外ではございません。
弊社ではこのような動向に対応すべく、ステンレス鋼でありながら高張力合金鋼に匹敵する高強度ボルト「ハイステン®ボルト」を開発致しました。
高強度構造物、ダウンサイズを計りたい部品、LNGなどの超低温高圧装置、石油精製などの高温高圧機器の締結部品として幅広くご利用いただけます。
下記ボタンより各種製品のパンフレット(PDF)が開覧できます。

ハイステンボルト

100-A2 : SUS304系 オーステナイトステンレス
100-A4 : SUS316系 オーステナイトステンレス

●自社工場製造だからできるオーダーメイド受注


ハイステンボルトは、自社工場で製造しておりますので、ご指定長さに寸法切り、面取り加工、刻印、識別塗色など、ご要求に応じた仕上げで、納品させて頂きます。また設計上、特殊な形状、ねじ規格、特別な材質のご指定などがございましたら、ご相談に応じます。


●機械的特性


〈引張強度〉
ハイステンボルトは、一般的ステンレスボルトA2-50およびA4-50と比較し引張強度で2倍、耐力では4倍の強度を有します。その為、締付部材の縮小軽量化が計れます。

材質・品名分/引張特性 引張強度N/mm² 耐力N/mm²
A2-50(一般ステンレスボルト) 500以上 210以上
A2-70(冷間加工 ステンレスボルト) 700以上 450以上
ASTM、A320-B8クラス2(M20以下) 860以上 690以上
ハイステン®ボルト100-A2、A4 1000以上 900以上



〈耐低温〉
一般的に、合金鋼(Cr-Mo 鋼、Ni-Cr-Mo 鋼)などでは低温域で脆くなり、 -100°Cでの衝撃吸収エネルギーは20~30J程ですが、ハイステン®ボルトは80J以上の成績です。-196°Cでも極度の脆化は生じません。
電力、ガス、造船会社などのLNG配管用ボルトの仕様書では、低温用ステンレスボルトの衝撃試験でよく求められる値は、厳しくとも「-196°Cで、平均34J以上」です。

材質・品名/試験温度(℃) 常温 -80 -100 -196
SNB23-3(特殊用途合金鋼) 58J 23J 13J
ASTM A320-L7(低温用合金鋼) 43J 32J
ASTM A320-B8クラス2 112J 58J
ハイステン® 100-A2 82J 51J
ハイステン® 100-A4 98J 65J
〈耐高温〉

ハイステン®ボルトは高温でも耐力の低下が少ないため、高温高圧の過酷な環境下で、ご使用頂けます。常温と500°Cでの引張試験を行い、耐力の残留率を確認しました。


材料・品名 耐力(N/mm²) 透磁率
常温 500°C %
SUS304 338 156 46
SUS316L 306 159 52
SUS304N2 489 202 41
100-A2 1075 617 57
100-A4 994 634 64

●六角ナット


ハイステンボルトに嵌合されるナットとして保証荷重応力1'000Mpaを満足するナットを提供いたします。成分はハイステンボルトと同成分とし、形状はJISおよびASME(ANSI)に対応いたします。